印西牧の原駅の内科・小児科、牧の原いとうクリニック。インフルエンザワクチン知識など。

インフルエンザQ&A

インフルエンザワクチン接種を考えてみては如何でしょうか?

インフルエンザに罹ってしまった時には、抗インフルエンザ薬もありますが予防は大切です。 感染前のインフルエンザの予防接種は、最も有効な予防手段です。

Q1.ワクチン接種はいつ頃、受ければいいの?

A1.接種から効き目がでるまで、2週間程度かかります。

また、ワクチンの効果は約5ヶ月持続します。インフルエンザの流行は、12月下旬から3月上旬まで続くので、12月上旬までには接種を済ませた方がいいでしょう。2回接種の場合は、1回目から約4週間以内に、2回目の接種となるので逆算して1回目のワクチンを打ちましょう。

Q2.卵などのアレルギーがありますが、ワクチンは受けられる?

A2.アレルギーの程度にもよるので、問診の際、医師とよく相談してください。

ワクチンの製造過程で、ウィルスの増殖に鶏卵を用いています。最終的にワクチン中に微量ながら、鶏卵由来のたんぱく質が残っています。

Q3.ワクチンは何回接種がいいの?

A3.13歳以上の方は1回接種か、2回接種かは、本人の意思と医師の判断となります。

6か月から2歳までは0.25mlを2~4週あけて2回接種、3歳から12歳までは0.5mlを2~4週あけて2回接種、13歳以上の方は0.5mlを1回または2回接種(2回接種の場合は1~4週間あける)です。受験生など特別な事情がある方は2回接種がよいでしょう。65歳以上の方は、0.5ml皮下注の1回接種でも有効性が確認・報告されています。

Q4.インフルエンザの予防接種は、本当に効果があるの?

A4.約70%の発病予防効果があり、重症化しにくくなると言われています。

65歳以上で約45%(死亡阻止率80%)、64歳以下では約80%の発症予防効果と報告されています。また、発症しても症状は重症化しにくく、入院、肺炎などの併発予防にもなっています。ただ、ワクチンのウィルス株は昨シーズンの流行株を考慮して生産されているので、ワクチンのウィルス株と違うウィルスが流行した場合、ワクチンの効果は減少します。最近10年はワクチンと流行株は、ほぼ一致しています。

Q5.授乳中なのですが?

A5.授乳中でも、接種可能です。

病原性のないウィルス株を使用しています。ワクチン接種は危険はありませんし、母乳にも移行もしません。インフルエンザを発症した場合に薬の服用や、お子さんへの2次感染を考えれば、ワクチン接種での予防が望ましいでしょう。

Q6.定期予防接種の時期と重なってしまう場合は?

A6.基本的には、定期予防接種を優先しますが、医師と相談してください。

基本的には、定期予防接種を優先しますが、インフルエンザの流行状況などからインフルエンザワクチンの接種を優先したほうがいい場合もありますので、医師と相談してください。また同時接種も可能です。麻疹、風疹などの生ワクチンであれば4週間以上、2種混合、3種混合などの不活化ワクチンも1週間以上間隔をおけば、接種可能となります。また、インフルエンザワクチン接種後も1週間以上間隔をおけば、他のワクチンも接種可能となります。

Q7.インフルエンザワクチンの副作用は?

A7.局所的な痛み、腫れなどがみられることがあります。

約15%の方に接種部位に発赤、腫れ、痛みなどが3日程続くことがあります。約5%の方に、発熱、だるさなどみられますが、3日程で軽快します。接種後、この他に副作用と思われる症状が現れたら、速やかに医師に相談してください。

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