スギ花粉症の舌下免疫療法
スギ花粉症に対するアレルゲン舌下免疫療法って??
毎年、春になるとやってくるスギ花粉症。お持ちの方は悩む季節です。従来は、内服薬や、点鼻薬、点眼薬などの治療が主であり、今でも多くの方がそれで治療されています。2014年10月からスギ花粉症に対するアレルゲン舌下免疫療法が行われるようになったのをご存知ですか?
アレルゲン免疫療法とは?
アレルゲン免疫療法とは、減感作療法とも呼ばれ、アレルギーの原因である「アレルゲン」を少量から投与することで、体をアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を和らげる治療法です。アレルギー症状を根本的に治す可能性のある治療法と考えられています。
従来は皮下注射が主体でした。
従来は病院に行って「スギのエキス」を皮下注射してもらう方法が主体でした。しかし受診する手間や時間がかかりますよね。それに対し、舌下免疫療法は「スギのエキス」を毎日1回舌の下に入れて数分後に飲み込むという、ご自宅でできる治療法です。
12歳以上・1日30円ほど
対象は12歳以上の方に限られますが、コストは3割負担の方で1日30円ほど。人によりますが3-5年間の治療期間が必要です。また、スギ花粉の飛散している時期は開始できません。さらに症状が出ていない時期にも根気よく続けなければなりません。「のど元過ぎればなんとやら」で面倒と思う方もいらっしゃると思いますが、これを機に考えてみてはいかがでしょうか?